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little story

one wish

​つたな

幸せでありますように

尽きる事のない湧水のように生まれる思いがあります。

大切に思う「思い」が It is flowers のはじまりでした。

願いとか、勇気とか、希望とか

様々な流れが生まれるはじまりの「思い」

ひとりひとりが

 

その子どもたちが

健やかで幸せでありますように

そのまた子供たち

そのさきの子供たちも

健やかで幸せでありますように

​こころを開いて

素直に思いを伝えるとき

ただただ優しく

​まっさらの自分と他者を受け止めて

ありのまま認め合うとき

今ここから

調和の道が見えはじめて

子どもたちも、大人も

その他の小さないのち達も

安心して、心地よく生かし合う道も見つけてゆける

そんな「思い」を分かち合いたいのです。

拙くても

時間がかかっても

心を開いて、今ここまでの思いを

 言葉にしてみようと思った理由です。

​つたな

色とりどりのまま

「自由」

多様な文化や背景をもつユニークな存在が

ありのままに、自然体の自分を互いに感じられる

そんな自由な存在でありますように。

「空間」

Caféやゲストハウス

蒸留室や音楽室も

DIYでコツコツつくっています。

こころも体も芯から癒されるひとときを

楽しんでいただけますように。

「時間」

那須のどの季節も大好きです。

美しい水に清められたり

花々の香りにときめいたり

風の音に満たされたり

小さなひとときから

新しい時間がはじまってゆくのです。

「調和」

それぞれが、自分の花を咲かせてゆける

それぞれが、自分の音色で語り歌える

それぞれが、あるがままで心地よい

色とりどりのコミュニティーが

日本中に、世界中に

増えてゆきますように。

小さな気づき

人と人との関わり合いは

海の波のように

穏やかな日は凪いで

変化の大きな日は高め合う

素敵なギフトでした。

国際結婚と4人の子どもたちとの日々の中で

たくさんの出会いと

深い関わり合いの中で見つけた

ちいさな気づきと感動は私たちの宝物です。

ほんの少しでも

分かち合う事ができますように。

​言葉にできないこと

大切なひと、大切なこと

大切に思う「思い」は

今できる事の気づきと

多彩な喜びを与えてくれますが

できない事を数えはじめると

世界が悲しみばかりに見えたりもします。

人と人との間で生まれるストレスや誤解は

互いの思いを、上手く伝えられないときにはじまりますが

女性性は豊かな共感力で

言葉にできないことを感じとって

大切ないのちを育んできました。

変化の中で

時間に追われる暮らしの中

環境や体の変化も重なってゆくと

不安や心配を払えないまま

望まない未来ばかり見えてきて

大切な存在も重荷に感じられてきたりします。

今できる事に夢中になる喜びを忘れて

今できないことに囚われてゆくと

豊かだった共感力も

自分の心身のバランスも

感じられなくなったりしながら

いつしか、大切なことは

後回しになってゆきます。

今できることの喜びは

大切なことを伝え合い

優しく受けとめ合う

ちいさな時間と空間からはじまります。

安心して心を開いて

素直に感じたり

大切な何かに気づく

心地よい空間と時間は

幸いそのものだったりします。

深呼吸から

大好きな飲み物や

心地よい香りを深呼吸しながら

体が求めているものは?

心がもとめているものは?

心ひかれているものは?

心地よいものは?

深い呼吸とリラックスのひとときを

いつも何度でも

たっぷりと与えながら

後回しになった自分の声も

大切なひとへの思いも

小さな声に耳をかたむけるように

小さな蕾が花びらを開くように

どんなに小さくても

大きな愛をこめて

ささやきのような意志にも

大きな自由のあることを

思い出していてください。

流れ

誰の人生にも、流れのようなものがあって

大きな山や谷に出会うこともあります。

流れの中で見た光景のひとつひとつが

流れたさきで根を張りはじめて見える景色が

忘れられない贈り物です。

​さと

~  It is flowers 代表  の物語から  ~

導き

人生には見えないけれど何か導きのような

運命のようなものがあって

私にとって

その導きのひとつひとつは

今ここに連れてきてくれた

貴人のようなものです。

水と緑の美しい村に生まれ育ったこと

その故郷が公害の発生地になったこと

可愛くて穏やかな弟が大好きだったこと

その弟が幼くして他界したこと

優しい父親が病弱だったこと

弟を追うように他界したこと

母が美容師だったこと

美容院から聞こえる笑い声が心地よかったこと

働く母の後姿が大好きだったこと

医師として生きた祖父がかっこよかったこと

「医者も人間の体の殆どを知らない」

「だから自分の体は自分でよく守るように」

医学の父、ヒポクラテスの教えを

かっこよく優しく諭してくれたこと

それなのに

その祖父の言葉を守ることはできなくて

卵巣癌の可能性もあるからと

10代の終わりに卵巣の摘出手術をしたこと

※母になれるよう、片方の半分だけの卵巣を残して

にもかかわらず

5人の子供たちに恵まれたこと

※ひとりは他界してしまったけれどとても身近に感じています。

3回目の妊娠はハイリスクの双胎で

お腹の中に一緒に生きている双子の子どもたちにとっても

生と死が隣り合わせの日々だったこと

生と死が身近な日々の中で繰り返す思いは

私が先に逝ってしまったなら

まだ幼い子どもたち一人ひとりは

どんな風に生きてゆくのだろう。

自分が死んだあとを思うほどに

最愛の子どもたちだけの

切り離された幸せはあまりに儚くて

人も星も「調和した平和な世界」を祈らずにはいられなかったこと

 

みんなが幸せでありますように

そう願うことからはじまる日々

自然と環境の大切さを見せられた日々

 

何度でも生まれるメッセージは

もっといのちを大切にできる道はある

​調和しながら、愛に生きる道はある

 

 

ひとつひとつの導きが

今とここに

繋げてくれました。

母になって

50年、美容師として生きた母

少女のような髪飾りが似合う母を

看取った日も昨日のことのようです。

大らかで何でも受け入れてしまう母

苦難や困難の日々も

ただただ受け入れ生き抜く後姿を

大きな笑顔と

笑い声といっしょに残していってくれました。

母と母の仕事をこころから尊敬していたことを

私も美容師の資格を取り

美容界で生きる道を選んだことで

母は分かってくれていたと思います。

今はこうして花々の香りや

ハーブの恵みを通じて

自然やいのちの力を伝えながら

私も母になって

母として何十年か生きて

はじめて、しみじみと気づくことがあります。

光景

数えきれない景色の中で

 

今へ導いてくれた

忘れられない光景を

もうひとつだけ分かち合わせてください。

 

それは私が4歳のころのことでした。

 

家のリビングにつづく美容院の真ん中で

母と父が横たわる弟の体をさすったり腹を押したりしています。

小さな弟の腹は風船のように膨らんで、

何度も何度も何かを外に吐き出しています。

 

幼かった私には何が起きたのかも

母と父が何を夢中でしているのかもさっぱりわからないながら

いつもと違う張りつめた光景のなか、

ただ息をひそめて見守っていました。

 

その後も大変な日々は続くのですが、

私が鮮明に記憶しているのは

数えられるほどの

幾つかの印象的な光景です。

それらが繋がって

深く理解できるようになったのも、

随分と大人になってからのことでした。

 

ハイハイが上手にできるようになり

つかまり立ちもできるようになった弟が

可能な限りを尽くして、どこまでも突き進み

手の届くものは何でも

美味しそうにほおばりっていた

幼い頃のお話です。

変わらないもの

誰かが閉め忘れた扉を押し開けて

リビングの先にある美容室までハイハイしていった弟は

美容室の棚の上の液剤を誤飲してしまった。

それは、その後に続いた光景でした。

まだ小さな弟の体にある、

水という水が腹に集まり

いらないものを勢いよく吐き出してくれ

一命は取り留めましたが、

母の愛も

父の博識もまるで無力のようでした。

あの頃は病で働けない父に代わって

母は大黒柱でもありましたから

弟の命にかかわる悲劇があった後も

美容院は家族を食べさせてくれる、

私たちを生かす道でもあり続けました。

大切な命を守れなかったと感じた時間

最愛のひとの苦しみを

見守るしかなかった時間

そんな短くて長い時間を

年を重ね過ぎ越しながら

見方も感じ方も

少しずつ変化してゆきました。

変化する中で、変わらないものは

大好きな弟と、その光景が

私に伝え続けるメッセージでした。

今、ここから

母が、自分よりも先に他界した子の

悲しみと苦しみばかりを数えて生きたなら

あのお日さまのように明るい笑い声も

逞しく生き抜く後ろ姿もなかったかもしれない。

彼と生きた時間も

彼の穏やかな存在も

忘れることなく

思いの中でいっしょに生きてゆく

そんな思いと自由があったから

変わらない笑顔のまま

生き抜くこともできたのだと思います。

私は私で、あの日から

人にも地球にも、穏やかで優しいあり方を

心のどこかで、探しつづけてきたのでしょう。

 

大切なものをただ守りたかった思い

大切な人を大切にしたかった憧れと一緒に

 

思いと思いは重なり合いながら

今ここへと、導いてくれています。

 

天国の弟と父と母に

つきることのない感謝をこめて

 

今はまだ顔を合わせ、声をきくこともできる

最愛のこどもたちと、パートナーと

今を一緒に迎えてくれた姉や友人

出会うことができた、すべての縁ある方々と

何度でも生まれつづける思いを

こうして、分かち合いたかったのです。

ひとつ

 

人がキレイになって

笑顔になって

感謝までしていただけるからと

 母は美容師の仕事が大好きでした。

母と同じ美容の世界を選びながら

同じようには生きなかった理由も

あの日から生まれ続ける

思いからでした。

小さないのちを守る暮らし方と

健やかな美しさが両立する道が

きっとあると信じたかった。

そんな思いは、母になってから

 ますます強くなってゆきました。

私が飲んだもの食べたもの

肌につけるもの呼吸する空間

思うこと話すこと

子どもたちはお腹の中で何か月も

ひとつの場を分かち合います。

 

生まれてきてからは

目につくもの手の届くもの

好奇心いっぱいの赤ちゃんは

手にしたものは何でも口に運びほおばります。

 

食べるものと肌につけるものを

分ける理由はなんでしょう?

 

薬と食事が離れて行く理由はなんでしょう?

健やかなことと美しいことは?

ほんとうに大切なこと

世界の医学や伝承療法の源を辿ってみると

薬も食事も医食同源

身近なハーブや野菜

お茶や発酵食品も

効能と楽しみが共存する

素晴らしい文化でもありました。

衣服や建築も

身近にある素材を生かした

人にも地球にも優しい

古来の人々の知恵がいっぱいの

素晴らしい文化でした。

分離のない世界

例えばローズウォーターをはじめとする

ハーブの蒸留水は

ハーブティーやブレンドティーとして

料理やスイーツの香味料として

ストレスや悲しみを解放してくれるお浄めや

空間や肌の清浄

赤ちゃんの肌ケアから

心身のリラクゼーションまで

千年以上も昔々から

変わる事もなく

心と体の境なく

食べ物と薬の境もなく

国の境界線も越えて

世界中に伝えられてきました。

手放す

 いつしか、

医療と美容は別世界のものとなり

薬と食事も遠い存在になってゆきました。

境界線はどこまで増えてゆくのでしょうか

ほんとうに必要なものは何だったのでしょうか

​道

 

人のつくった境界線を

ひとつずつ丁寧に手放してみたら

複雑になった世界も

少しずつシンプルに見えてきます。

花々や植物は美しくて美味しくて

体によくて、心にもよくて

笑顔になる幸いを届けてくれます。

美しい水は美味しくて

肌を清め、体内を浄化し

大切な命を生かし続けてくれます。

 

私たち人も花々と同じ生物多様性のひとつ

自然物です。

 

もっと楽に、もっと楽しく

もっとシンプルに

 

食べる事も暮らすことも

健やかに美しく生きることも

星や植物と調和して生きることも

愛し合うことも、生かし合うことも

 

すべてを叶えてゆける道はあることに

気づいたのです。

ゆだねて

 

増えて行く病や、苦しみに出会うたびに

 

小さな命にも地球にも誰にでも

すこしでも優しいものを選んでゆけたなら

 

最愛の子どもたちの未来も、地球のこれからも

今よりもきっと優しい世界になってゆく日を

こころに描いてきました。

道がとても遠く思える時も

今ここから

今できる小さなことのひとつひとつに

今ある限りの愛をこめて

 

私たちにできる事は

どんなに小さくても

とても中途で半端に見えても

 

誰かがどこかで同じように感じながら

動き始めています。

 

明日はお日さまやSomethig Greatにゆだねて

 

私たちは今気づくことのできた

「思い」を分かち合いながら

 

香りとなって

ひと時となって

 

思いを繋いでゆきたいのです。

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